19歳のときに、初めて読んで衝撃を受けた。

映画化されると聞いて
びっくりしたけれども、配役がイメージと違って
観に行きませんでした。

多分、何度も何度も原作を読んでいて
もうそこに物語があるだろうから。
もっと別の配役で触手が動いたら、
観に行く日が来るかもしれません。

世界とうまくつながっていない感じが
わかりやすいのです。

生死がからむと、自分の気持ちや人の気持ちなどよりリアルでなくなってしまって
空をつかむ感じとでも言うのでしょうか。
自分の気持ちをもてあましたり、現実を上手く受け止められなくなったり
青春時代のいろんなことを嫌なことも含めて、鮮烈に思い出させ、
人生について考えさせてくれた本のうちの1つ。

人それぞれの感想があると思うので、
映画も原作も手に取る人が増えるだけで
何か、その人にとって感じるものがあるだけで
いいのかな、と思う。

このころの私は、恥ずかしいくらい何度も何度も強くなりたい、と思っていた。

30代の私は、強くなったかなあ。

人も強さも弱さもたくさん触れて、
もっと弱くなっていたりして。

でも、19歳の時に思っていた強さだけではない、強さがあることを学べたから、
ちょっとは大人になったということでしょう。

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