プラド美術館で初めて本物を見ました。

ルーベンスの作品と、ゴヤの作品。

普段、美しいものがとても大好きだけれども
あまりの残酷さから、気になっていた作品でした。

わが子に自分が将来、殺されてしまうかもしれないという予言をもとに
狂気に駆られ、子どもを残酷にも食べてしまう。

そう聞くと、そんなことをすること事態考えられない、と思うと思うのですが
虐待とか、殺人とかの事件が頭をよぎると
ローマ神話なのに、今でも通じる話がたくさんあるな、と思います。

それに、自分かわいさから、
子どもや家族を犠牲にすることもありえるかもしれない。
サトゥルヌスという神話上の自物を描かれているにもかかわらず、
私には、人間そのものを描かれているように感じたし、
自分自身の心も持つ弱さをつきつけられたような気がした。

自分のみたくない一面や弱い一面が
今後、育児やら、介護とか、普段の状況でも出てきたときに
何度でも思い出す『戒めの作品』なのかなあ。

とくに、ゴヤの作品を長く見ていながら、
不思議と涙が出そうになった。

子育て中で悩んでいる人や
自分の弱さと戦っている人にとっては、逆に励みになるのかもしれない。


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