砂時計 (6)

2007年7月12日 読書
すごい日記の更新ラッシュ(笑)

間違いなく私は、今、ストレスフル。

自分の中に色んな気持ちがわいてしまっているから
こうやって日記を書きながら、整理をしようとしている。

ショックなことがあって書きたいなーと思っていると
また、新しいことが起きてきて、困っちゃうな。
まずは、この作品を読んだ感動をテイクノーとしておきたいので
先に書いちゃえ。

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なんだか、ものすごーーーく共感しながら、読んでます。

10巻まででているのに、わざわざ小出しでちょっとずつ
買ってきているくらい。

時間軸が過去、現在、未来ってあって
丁寧にそのとき、そのときのことが描写されていて
過去の『あのとき』を思い出させられる。
多分、成長する上で糧になったこと。
でも、成長のそのときには、やっぱりつらくて、
苦しかったこと。

私も中学生くらいから、必死にただつよくなりたいと
思っていた。主人公の杏と同じように。
どうして、あんなに強くなりたいと思っていたのかと考えると
私もきっと、弱かった母の性格に気づいていたんだと思う。

実際、うつ病を発病したのは、私が高校3年からだったけど
母の性格の弱さと強さとのバランスの悪さに気づいていたのかもしれない。10歳くらいの時から、母に、甘えられることの多かった私だから、大体のことは受け入れられたのに、『うつの母』を
受け止めるのは相当きつかった。

受験生の私の部屋で、
ベットに座りながら、私の後ろで母が『お母さん、死んじゃってもいい?』といったようなことを真顔で言ってる母を尻目に
どうやって受験に集中すればよい?

高校に通っていても、いつ『母が飛び降りました』っていう
電話が入るのでは?ってどきどきしてた。

実家を出て、大学に通うになったときも大騒動で
『私を捨てるのか』って、母に言われるし。

形や内容は違うけど
不安定な親をもった子どもの運命みたいなものが
リアルに描かれている。

杏ちゃんがだいごとうまくいかなくなるのは
しょうがないとおもう。
だって、10代の子どもが背負える問題ではないから。
好きという気持ちが純粋であればあるだけ
お互いがつらくなってしまうそんな恋もある。


私の場合は、ただ、おまけがあって苦労もしたけど、
人生、わるいことだけではなくて
高校、大学と、なぜだか、妙にもててました。

恋愛とか、色んな出会いには恵まれていたのだろう。

彼氏もずっといたのに、一体、何人からコクられたのだろう。
しかも、毎年、定期的な人数(笑)
結婚を決めた時点でできるだけ、整理してしまったけど
本当、不思議だった。

私なりでの結論は、男は、不安定な要素をもっている
女の子に必然と惹かれていくもんなのだろう。

よく、モテるでしょう?って言われるけど
私は、全然モテているとは思わないし、今もそう思っている。
正直、私のおもうモテる人と自分が全然ちがかったから。

私のおもうモテる人って

・顔も心も美人な人!
・スタイルがよい
・爽やか
・みんなに愛されちゃうキャラ
・気遣いがある(わかりやすいやさしさとかではなくて)

私は、せいぜいあげたなかでも
みんなに愛されちゃうキャラ?くらいしかない気がする。

体の中に、濃くて、重いなにかを持っていたから
綺麗な人以上に、人を惹きつけてしまっただけ。
いい人も悪い人もたくさん集まってきた。
ええ、傷ついたりしながら
私に必要な人とだけつきあうようになって
私も大人になりました。

大人になったからこそ、
自分磨きをして、自信をもって、魅力な女性になりたい。
やりたいこともやって外見も素敵な女性がいたら、
それこそ素敵だろうな、って自分がわくわくするから。

結果的にモテてるとか、そんなことではなくて
ちゃんと、中身も外見も綺麗な人になりたいのです。
まだまだ時間はたくさんあるから
お金と時間をかけながら、なる、って決めてるけど。


杏ちゃんもそうだけど、乗越えていかないといけないものが
自分の中にいっぱいある。犠牲になってしまう恋もある。
自分が変わらない限り繰り返す類のもの。
それを高校生のときに杏ちゃんが気づいているのがすごい!!

振り返ってみると、私が気づいたの社会人2年目だわ。

今、6巻まで読んでいるから7巻を今日にでも買ってきたい〜。

今、こうやって共感しながらも
きちんと受け止められる強さを自分がもてたこと、とても
幸せにおもう。
以前だと、昔の自分の感情を揺り起こすようなものに
触れるとどんよりしてしまったから。
感情のセーブがきかなくなってしまうこともあったから。

きっと、この作品は恋する女の子みんなにとって共感するところが必ずあって、みんなどこかしらを重ねてしまうんじゃないかな。恋をして、気づいたり、成長することもたくさんあるから。

杏ちゃんにとってもそうだけど、
母親の存在は、こどもにとって、とても大きくて
一生、生きていく限りその存在はどういう形になろうとも
残るものだとおもう。

中学生のときに、自分で母親になれるという自信がつくまでは
とにかく、一生懸命成長して
誇れる自分になりたいって思っていた。
母のようには、なりたいくないとも思っていた。
かたくなだったものが一つ一つ成長して
気づくたびに、許せたり受け止めることができるようになってる。

年を取るごとに、つよくなる願い。

世の中のママ達がみんな幸せで
産まれてくる子ども達もみんな、心から愛されて
育ったとしたら、どれだけ、よい世界になるだろう。

私が良い母になれるかどうかは、子どもが決めることだけれども
金銭的なところでも、余裕ができたら
世の中の子どもたちを一人でも、楽しいこともあるってことを
教えてあげたい。
残念ながら、環境が整っていなくても
自分で作ることができることを。

世の中から、哀しい思いをしている子どもが一人でも
減りますように。
そして、自分で幸せを手に入れられますように。

いつか、いつか、私の抱えていること
すべてを乗越えることができたら、
自分がなんとか、よちよちしながらも
生きてきたことを形にしたいな、と思う。


話戻りますが、あーーーー、早く続きが読みたい。
杏ちゃんは、どんな成長をするのだろう。

楽しみ、です。

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ISBN:4091384064 コミック 芦原 妃名子 小学館 2005/04/25 ¥410

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